15年ほど前に、今は、名前が変わってしまいましたが、「ヘルパー2級」の資格を取りました。
母の介護もなくなり、必要がなかったのですが、
当時は、例えば、美容室でカットなどの施術はできるけれど、誘導したりと、施術以外の介助は
してはいけなかったのです。
タクシーの運転手さんが、介護の人は乗せることは、できるけれど、荷物を運んではいけないとか、制限があったのです。
ということから、いろいろな業種の方たちが、資格を取りにきていました。
その頃、いらしているお客様に、
「いざとなったら、行くからね!!でも、来られる時は、自力でいらしてください‼️」と言ってました。
後になって、お客様から、その言葉は、励みになったと言われました。
90歳代のお客様から、パーマをかけて欲しいと頼まれたり、施設に入った方のところへ
カットしに行ったりとしてきました。
母が入っていた施設からの依頼もありました。
品のある90歳代の方のご家族の方が、おばあちゃんに「パーマをかけてほしい。
おばあちゃんの髪を守ってほしいから」とご紹介していただき、施設に出張したこともありました。
施設に入られた、90歳代の方々が、ご紹介で、私のサロン(Studio Chic)へ来てくださったこと
もありました。
皆さん、口をそろえておっしゃっていたことが、
「おばさんっぽくしないでください」
「刈り上げは、しないでください」とのことでした(笑)
後々、お聞きしたのですが、その施設にも専属の美容師さんがいらしていたそうですが、人数も多くて、
皆さんすべて、同じ髪型、ショートヘアにされて、後ろは、刈り上げにされていたそうです。
年齢を重ねると、おじいさんなのかおばあさんなのか、わからない方いらっしゃいますよね。
女性ホルモンの関係からだそうですが、やっぱりいくつになられても女性らしくいたいですよね。
サロンのお客様にも、ものすごーく短くして欲しい!!と頼まれますが、
「〇〇さん、これ以上は切れません。」と言ってしまうこともあります(笑)
今回は、母の代からずっといらしてくださるお客様が、脚の調子が悪いとのことで、頼まれました。
コロナ化の中、皆さん、家にいらっしゃるので、運動不足になりやすく、歩けなくなってしまった方
がとても多いのです。
当サロンのカットは、ステップボーンカットをしますので、カットするたびに、
髪の毛が散らばることがなくて、一回カットするたびに、ゴミ箱へ捨てられるのです!!
なので、お部屋が切った髪の毛だらけになることは、ありません!!
しかも専用のローションをつけてカットするので、シャンプーもしなくて大丈夫!!なのです。
そして、パーマも、パーマ液を頭皮につけて、マッサージしながら、汚れを出しながら、ウェーブを作っていくので、こちらもシャンプーをしなくてもできてしまうのです。
カラーは、さすがにシャンプーが必要なので、できませんが、パーマとカットは、出張できるのです。
大好きなお客様なので、お役に立てて嬉しいです。
私のサロンは、母が一人で築いていたのですが介護が必要になり、5年ほど、閉めていた後に、
私が名前も変えて、始めました。
19年前に始めた時から、数名の母のお客様が、ずっといらしてくださり、本当に有難いことです(拝)
そして、私が新たに始めたカットやカラー、パーマ、エステも常にしてくださり、そして、
いつも、『ありがとう』と言ってくださるのです(涙)
その度に素敵なお客様に囲まれた母も幸せだったんだと思うのです。
母は、早く亡くなってしまいましたが、いつまでもお元気でいてくださいね。
育てていただいている!守られていることを改めて感じました(拝)